✱4月19日に聴いた中で残ってるもの

✱4月19日に聴いた中で残ってるもの

この日は風が強いのと、時折、雲の隙間から
春の日差しの明度だけは見えると言う
花曇りでもグレーに近い日だった。

♫I'll Remember April /  Modern Jazz Quartet
youtu.be/hx67RzxSbq8?si=sW2RlRxZImzHzBgi
1953年 初盤

JAZZ番組のカルテット特集から、
今月紹介しないと時期外れな1曲。
日本語タイトルだと【四月の思い出】と言い、
映画『Ride 'Em Cowboy』の挿入歌として
採用された時に歌詞が付いて
数々のミュージシャンがカバーする
JAZZのスタンダード。
私も主だったミュージシャン、
全ては聴いてはいないけど、
掻い摘んで聴いただけでも、
それぞれのミュージシャン達によって
解釈が全く違うので同じ曲に思えない、
JAZZの多様性や個性を理解する
きっかけになる様な曲。
このModern Jazz Quartetの演奏は
どちらかと言うとこの日みたいな
ほぼ曇天な春の日の感じに合う気がする。

♫りふれいん / 佐々木幸男
youtu.be/jWvWDLpyMvw?si=9IYyQDwfcQGTW3wG
1980年 初盤

この曲はこんな曇天な春に思い出す方が多く、
本州出身の人にこの歌詞、

「春雪 まわれ踊れよ 僕の心 しどろもどろ 春風 光る揺れるよ 甘い香りまきちらし それは時の時の芽生え」

これって桜吹雪の事ですよねと聞かれたので、
昔から曲を聴いても歌詞に全く刮目しない私は
何となくそうは思えずにいる。
佐々木幸男さんの意図は
桜吹雪なのかも知れないが、
北海道の春が来るまでには
本州とは全く違う段取りがあり、
日差しは春なのに、
申し訳無く咲いてる福寿草の近く辺りに、
気の早いたんぽぽが咲いて居て、
突然、雪のなりそこないの様な小さな粒が
日差しに煌めいてる事があり、
それを歌ってるんじゃないかと
未だに思って生きている。

佐々木幸男さんの声質が
私がフォーク的に思えないのと、
りふれいんをひらがな標記にしてる所が
邂逅的な感じで繰り返しと言うより
めぐる春の様に思えるのだ。
因みに伊藤敏博さんが1983年にこのカバーを
シングルで出してるが経緯はわからず…。

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